AIエージェントが使う技術一覧
ツール連携系
MCP(Model Context Protocol)
- 提唱: Anthropic(2024年11月)
- 役割: AIモデルと外部ツール・データソースを標準化された方法で接続するオープンプロトコル
- 仕組み: クライアント(AI)⇔ MCPサーバー(外部ツール)の2層。LSP(Language Server Protocol)の設計を流用
- 対応: OpenAI, Googleも採用。業界標準になりつつある
- よしおの環境: Hermes Agentの
hermes mcp コマンドでMCPサーバー管理可
- 提供: OpenAI, Anthropic, Google等
- 役割: LLMが「関数を呼びたい」と判断し、JSONで引数を返す。アプリ側が実行
- MCPとの違い: MCPはプロトコル(汎用)。Function CallingはAPI(ベンダー固有)
A2A(Agent-to-Agent)
- 提唱: Google(2025年)
- 役割: AIエージェント同士が通信・タスク委譲するためのプロトコル
- MCPとの違い: MCPは「AI⇔ツール」、A2Aは「エージェント⇔エージェント」
Computer Use
- 提供: Anthropic(Claude), Hermes Agent(cua-driver)
- 役割: AIがマウス・キーボードを操作して画面上のGUIを直接操作
- よしおの環境: Hermesの
computer_use ツールで利用可。バックグラウンド動作
検索・知識系
RAG(Retrieval-Augmented Generation)
- 役割: 外部データベースから関連情報を検索→LLMに渡して回答生成
- 構成: 埋め込みモデル + ベクトルDB + LLM
- 限界: 質問のたびに知識を再発見。蓄積しない(Karpathyが指摘)
ベクトルデータベース
- 代表製品: Pinecone, Chroma, Weaviate, Qdrant, Milvus
- 役割: テキストを埋め込みベクトルに変換し、類似検索を高速実行
- 用途: RAGの基盤、類似文書検索
スクレイピング
- 役割: Webページからデータを抽出
- ツール: curl, BeautifulSoup, Scrapy
- よしおの環境: web_extract(SearXNG)、curl + python3
Web検索
- 役割: リアルタイムの情報を検索
- よしおの環境: web_search(SearXNG経由)
ドキュメントパース
- 役割: PDF・Word・Excel等からテキスト抽出
- ツール: PyMuPDF, Unstructured, marker-pdf, python-pptx, openpyxl
- よしおの環境: read_file(PDF自動変換対応)
ブラウザ・UI操作系
ヘッドレスブラウザ
- 役割: GUIなしでブラウザを操作。動的ページのスクレイピング、フォーム操作
- ツール: Puppeteer(JS), Playwright(MS), Selenium
- よしおの環境: browser_navigate等のbrowser_*ツール(Browserbase/CDP)
- 役割: Chromeをプログラムから操作するプロトコル
- 用途: デバッグ、DOM操作、スクリーンショット、ネットワーク監視
- よしおの環境: browser_*ツールの基盤
コード実行系
Code Interpreter / サンドボックス
- 役割: AIが生成したコードを安全に実行
- 製品: OpenAI Code Interpreter, E2B, Hermesのexecute_code
- よしおの環境: execute_codeツール(Python, 制限付き)
ターミナル操作
- 役割: AIがシェルコマンドを実行
- よしおの環境: terminalツール(foreground/background/PTY)
スキル・知識管理系
SKILL.md
- 役割: プロジェクト固有の知識を外部化。再利用可能な手順書
- よしおの環境: 112個のスキル。
/スキル名 で呼び出し可
AGENTS.md / CLAUDE.md / .cursorrules
- 役割: プロジェクトのルール・コンテキストをAIに伝えるファイル
- よしおの環境: AGENTS.md(常時読み込み)
LLM Wiki(Karpathy)
- 役割: エージェントが自律的に構築・保守する知識ベース
- よしおの環境: karpathy-wiki(Quartz公開済み)
音声系
STT(Speech-to-Text)
- 役割: 音声をテキストに変換
- 代表: Whisper(OpenAI), Groq Whisper
- よしおの環境: Groq Whisper(whisper-large-v3-turbo)
TTS(Text-to-Speech)
- 役割: テキストを音声に変換
- 代表: Edge TTS, ElevenLabs, VOICEVOX
- よしおの環境: Edge TTS(ja-JP-KeitaNeural)
埋め込み・学習系
埋め込みモデル
- 役割: テキストをベクトル(数値配列)に変換。類似度計算の基盤
- 代表: text-embedding-3(OpenAI), voyage-3, multilingual-e5
LoRA / QLoRA
- 役割: 大規模モデルを効率的にファインチューニングする手法
- 特長: 元の重みを凍結し、小さなアダプターだけ学習
オーケストレーション系
LangChain / LangGraph
- 役割: LLMを使ったアプリケーションを構築するフレームワーク
- 特長: チェーン・エージェント・RAG・評価を統合
CrewAI / AutoGen
- 役割: 複数のAIエージェントが協調してタスクを実行
- 特長: 役割分担、タスク委譲、マルチエージェント会話
エージェントループ(ReAct)
- 役割: 思考→行動→観察→思考のループでタスクを解決
- 特長: 推論と行動を交互に繰り返す。Chain-of-Thought + Tool Use
評価・観測系
評価フレームワーク
- 代表: LangSmith, Weights & Biases, MLflow
- 役割: プロンプト・モデル・チェーンの評価と監視
トレーシング
- 代表: LangSmith, LangFuse, OpenTelemetry
- 役割: AIアプリケーションの内部動作を可視化